2020年1月8日水曜日

受講された方々のご感想②

《受講された方々の
      ご感想②》

 今までに本協会の鍵職人養成講座を受講
 された中で、 受講後お手紙や長文の
    メールを頂いた方で、
 ご掲載の了承を得た方のご感想です。

 その当時のご感想ですので、
 現在の状況と多少違うこともございますが、
 現在もそのまま掲載しております。

 最近は、住所等から個人が特定される
    恐れや プライバシー保護の観点
    などから更新しておりません。 

 
《神奈川県 Yさん(98年6月受講。
    99年12月寄稿。
     20代女性。元小学校教師)》

 (前略)

 その節は大変お世話になりました。
 覚えておいででしょうか。
 お蔭様で精神的にも立ち直り元気に
 やっています。

 私が女性と言うことで安心感を持たれ、
 特に女性の依頼を多く受けます。

 それにしても、小さい頃からの夢だった
 教員を学級崩壊で辞めざるを得なく
 なったときは 自殺まで考えていました。
 自暴自棄になっていましたし、
 仕事に就く気力もない時期でした。
 たぶん軽いうつ状態だったと思います。

 そんな折、たまたま先生の
 ホームページを見ました。
 懐疑的になっていた時期でしたので、
 どうせインチキなのだろうとなど
 いながら、 たまたま大学時代の友人が
 栃木にいましたので、彼女に会うついでに、
 そんな深い理由でもなく試しに
 入門コースを受けたのです。
 (先生のホームページの写真が優しそう
 だったので、内心はインチキではないとは
 思っていましたよ。)

 また、あの時は言いませんでしたが、
 こんな軽い動機ですみませんでした。
 でも、今にして思うと、
 学級崩壊の経験から集団教育の
 スクールは避け、潜在意識が先生の
 ところを選ばせたのかなと思います。)。

 受講中に先生がおっしゃった
 「女性は珍しいですが、
 この仕事は手先の器用な女性の方が
 ある意味では向いています。」
 という言葉にとても励まされました。
 そして、実際講習を受けてみて
 ビックリしました。

 小さい頃から見なれてはいましたが
 とても自分では開けられるとは
 思えないような
 錠前を簡単に開けられるではないですか。
 もう感激でした。

   当然、基本コースも追加して勉強しました。
   開始時間が遅かったので、
   修了時間が遅くなってしまい、
   待ち合わせをしていた彼女には
   怒られましたが、
 1日で修得できたのにも
 ビックリしましたが、
 皆さんそうだと聞いたときには
 またビックリしました。
 それも先生の教え方が上手だからだと
 思います。

 迷われている方、私もそうでした。
 そんな方は是非入門コースを
 受けてください。
 ウソでない事が分かるはずです。

       (中略)

 さて、気を良くした私は、
 大胆にもすぐ開業してしまいました。
 当然両親には反対されたのですが、
 見違えるように元気になった私を見て、
 「危ないから。」と言って解錠出張の時の
 運転を今では父が手伝ってくれる様に
 なりましたし、
 母も「私にも教えて。」と言って
 解錠を勉強し始めました。

 先生のようにうまく教えられませんので
 苦労しましたが、
 数日で母も美和のディスク錠が
 解錠出来るようになりましたので
 忙しいときには助かっています。

 この仕事を始めてお客様に感謝されるのが
 何よりも嬉しいことです。
 人間不信も徐々に解消されています。

 本当に、本当にありがとうございました。

 

 <東京都 松野さん(01年1月受講。
     01年12月寄稿。
       20代男性。大学生)>

 先生、お久しぶりです。
 お蔭様で、最近開業しました。
 何とか軌道に乗りつつあります。

 大学に6年も居て、
 パチンコやパチスロばかりやって、
 就職試験にことごとく落ちる
 グータラ息子が、
 別人のように働いているので、
 両親も言葉には出しませんが喜んで
 いるようです。
 先生に宜しくと言っていました。
 やっと、親のすねをかじらずに
 すむようになりました。

 もっとも、親の手前就職試験は
 行きましたが、
 会社勤めなどをする気は最初から無く、
 自営業を始めるつもりでした。

 そんな中、インターネットカフェで
 偶然先生のホームページを見つけました。
 地味なホームページでしたが、
 読んでいて段々感動して、
 ギャンブル的な仕事と思いこみ、
 これは天職かなと勝手に決めて
 受講しました。

 しかし、受講後イザ開業しようと
 思ったとき、悩みました。
 と言いますのは、私は、
 部活動もしていませんでしたし、
 引っ込み思案で、中学校の頃は、
 短期間ですけど登校拒否をしていた
 時期もありますし、
 人付き合いも下手です。

 また、不器用なほうですから、
 講習中もそうでしたが、
 鍵も開けるのに時間が掛かったからです。
 また、親のすねをかじって
 大学生活をしていましたから、
 バイト経験もなく、
 社会のことが全く分かりませんでした。

 悶々としている間に数ヶ月が経って
 しまいました。
 練習はしていたので腕は少しずつ自信が
 持てましたので、駄目元で、
 開業してみました。

 仕事が来たらどうしようかと、
 とても不安でした。
 しかし、そんなことは取り越し苦労で、
 実際は仕事が全く来ませんでした。
 現実の厳しさを思い知らされました。

 そこで、本当は頼りたくなかったのですが、
 最後の親頼みと思い、
 父親のコネを使いました。
 父親は、ある大手企業の役員でしすので、
 コネがありました。

 父も見かねていたのでしょうが、
 「今回だけだぞ。」といって、
 あるマンションの玄関錠交換の仕事を
 紹介してくれました。

 その依頼主に挨拶に行くと、
 何とパチンコ屋で良く一緒になり、
 朝開店前に並んだりして世間話をする
 私の祖父ぐらいの年のおじさんでした。

 「最近見かけなかったね。
 他の店に行っていたの。」
 と言われたので、かくかくしかじかで
 足を洗って鍵屋を始めた旨を話したら、
 「それは良い。オレは家賃収入だけで
 食って行けるからパチンコ
 やっているけど、月に何十万円も赤字だよ。
 たまに当たるから止められずに
 やっているけど、
 やらないに越したことがないよ。
 ギャンブル中毒になっちゃうよ。」

 と言われ、父が紹介してくれた
 マンション以外の物件の
 交換も紹介してくれたり、
 自分の物件の入居者が鍵を無くした時の
 連絡先を賃貸契約書に載せて
 くれたりしました。

 お蔭様で徐々に解錠の仕事も増えて
 きました。
 どんなところに縁があるか
 分からないものですね。

 (中略)

 以前パチンコにはまっていたころ、
 研究用にゲームソフトや中古台を買って
 自宅でやったこともあるのですが、
 全然面白くなく、すぐ飽きてしまいました。

 しかし、ホールで金を使ってやると、
 ひとつのリーチに一喜一憂します。
 新海物語で初めてダイビングサムを
 見たときには心拍数と血圧が急激に
 上がるのが自分でもわかり、
 倒れそうになりました。

 玄関錠がピッキングで開いた瞬間は、
 倒れそうになるまではいきませんが、
 良い意味でかなり興奮します。
 ロングリーチが掛かり、
 確変大当たりしたような感じですかね。
 おっと、パチンコをほとんど
 やらない先生には失礼しました。

 正直言いますと、この快感が味わいたくて
 やっているような部分もあります。
 しかも、パチンコは親に叱られましたが、
 解錠するとほとんどのお客サンは
 喜んでくれます。
 それに、お金まで貰えるのですから、
 最高です。

 パチンコは、損することもありますし、
 むしろ、損することのほうが多いのですが、
 鍵職人の場合、損すると言うことは
 ありません。

 逆に、交換や取付の仕事や他の錠前を
 ついでに 開けてやることも少なくなく、
 更に収入が2倍、3倍と増えます。
 パチンコで言えば、
 2連チャン、3連チャンと
 確変が続くような感じです。

 勿論、ピッキングで開かない時や
 開けられないものもありますが、
 先生に教わったいろいろな技でしのぎ、
 最悪でも数千円の収入は得るように
 しています。 

 そう言ったことで、
 お蔭様でパチンコから足を洗えました。
 今は、バカらしくてやる気が起きません。
 ギャンブラーの自分にとって、
 鍵職人は天職です。
 本当に良い職業に出会ったと思います。

 あの時偶然先生のホームページに
 出会ってなければ、
 今ごろはフリーターかパチンカーだったか
 と思うとぞっとします。 

 先日大学時代の同窓会がありました。
 一応は、エスカーれーたー式の名の
 ある大学なので、
 同級生の多くはそれなりの名のある会社へ
 勤めているのですが、
 会社への不平不満の話題がほとんどでした。

 私は、自営業も大変だよと
 謙遜しておきましたが、
 どこ吹く風で聞いていました。
 会社勤めのストレスのためか、
 心なしかみんな老けて見えました。
 優等生で大会社に入ったのに、
 うつ病で退社し、
 引きこもりで来られない友人もいました。

 ストレスもほとんど無い今の仕事には
 とても満足しています。

 長生きできそうです。

 いろいろな意味で本当に